公開日:2026/1/30

更新日:2026/1/30

【事例付】周年事業・記念誌の企画アイデアと成功のポイントを徹底解説|総務・広報担当者のための完全ガイド

創立25周年や50周年、あるいは100周年。企業が長く続くことはめでたく、社員にとっても名誉なことです。当然、節目となるような周年の創立記念日であれば、社内ではそのタイミングを見計らい、何かしらのイベントやプロジェクトを企画するケースも多いと思います。

一方で、その企画立案や運営を任される広報担当者にとっては、素直に喜べないケースがあるかもしれません。というのも、大企業のようにきちんとした組織された広報部などがあれば、そこがチーム一丸となって対応してくれるでしょうが、規模の大きくない中小・中堅企業であれば、1~2名の総務部広報担当などにその白羽の矢が立ってしまうことも普通にあり得るからです。

まして、記念すべき日を1~2年後に控えたタイミングで、何の前触れもなく担当者に任命されたのであればまさに青天の霹靂。しかも、上司から「何でもいいからとりあえず企画してよ」などと丸投げされたのであれば、驚きと嘆きのダブルパンチとなってしまうことでしょう。そこで本稿では、「どうしたものか…」と準備に戸惑っている担当者の助けとなるような、周年記念事業の意義や具体的な事例、アイデアを紹介します。

周年事業の目的とは?社内を活性化させる2つの意義

まず始めに、周年記念事業の“目的”を改めて確認したいと思います。目的は、大きく分けて「内部イノベーションの促進」と「部署間のコミュニケーション活性化」の2つになります。

1つ目の内部イノベーションの促進では、各部署の活動や歴史を社内に改めて知ってもらうことで、新結合の契機としてもらうことを目指します。これは例えば、社内組織が縦割り傾向でこれまでになかなか他部署との連携などが取れていなかった場合に、こういった周年記念事業を逆にチャンスに変えようというもの。改めて各部署について知るとともに、他部署との連携やコラボレーションを実現する契機にしようということです。

2つ目の部署間のコミュニケーション活性化では、イベント等の企画や専用コンテンツの制作、あるいは取材などの取り組みを通じて、会社の周年記念に対する期待感を醸成するとともに、社員どうしの活発なコミュニケーションにも寄与していくことを目指します。こちらは、周年記念事業に対する社内の意識を純粋に盛り上げるだけでなく、その過程でいままでになかった社員通しの新しい交流を生み出していくイメージです

ちなみに、ここで挙げた「部署間あるいは社員通しの交流の活性化」などは、日ごろから実現できていればそれに越したことはないでしょう。ただ、現実問題としてその実現がなかなか難しいのも事実。それだけに、“絶好のタイミングを活かす”という観点で見てみると、周年記念事業を実施する意義が出てくるのです。

具体的な施策事例は?複数を組み合わせて相乗効果も

次に、周年記念事業の施策事例とそれぞれの目的や効果について紹介しましょう。ここで挙げる施策事例のカテゴリーは「ブランディング」「イベント」「Web・映像」「冊子」の4つ。それぞれの具体的な施策事例と目的や効果を下記に示します。

◆ブランディング

ロゴマーク/スローガン周年記念ならではのビジュアルアイコンを検討する
名刺/封筒/職員証各種社内ツールに記念デザインを組み込み、日常での意識付けを促進する
記念キャラクター作成社員やその家族にも親しまれるようなキャラクターを生み出し、さまざまなシーンで活用する
コンセプトブック制作全体のブランドストーリーを左右する基盤として、また尺の短い他冊子とのシナジーを狙う
各種媒体用の広告社内外への向けたプロモーションの一環
記念バッジ/クレドカード制作社員の帰属意識や一体感を促進する

イベント

記念式典/挨拶状挨拶状:式典の有無にかかわらず、正式な文書やセレモニーで歴史と今後への決意を示す
社内イベント感謝の集いや運動会、レクリエーション、コンテストなどを通じ、各部署の垣根を越えるような交流を促進する
展示ブース本社エントランスなどに巨大な年表やパネルを設置し、歴史を視覚的に表現する
ノベルティ/お菓子社内向けはもちろん、外部パートナーなどにも配布し、ともに祝う仕掛けを取り入れる

◆Web・映像

記念の特設キャンペーンサイトオンライン上でコンテンツや動画、インタラクティブなタイムラインを展開する。また、リアル冊子と連動させるのもアリ
メルマガ周年記念事業の準備段階から定期的な情報発信を行い、制作経過や裏話を共有することで社内一体感を醸成する
創業HISTORY映像/顧客インタビュー/企業ビジョン/決意表明映像文字だけでは伝えきれない感動やストーリーを動画コンテンツで補完する

◆記念誌・冊子

社史/記念誌/社内報特別号/従業員図鑑歴史や事業の特徴、未来へのビジョンなどを一冊にまとめ、全社員にとっての「宝物」となるようなものを生み出す

ちなみに、これら以外の施策ももちろんあるので、複数の施策を組み合わせて相乗効果を期待するのも良いでしょう。一方で、予算やスケジュール感などの問題から実現可能なものが限定されてしまうケースも当然あるでしょう。そういった点も踏まえつつ、これらを参考にしてさまざまな施策と比較検討してみるのも有益です。

失敗しない周年プロジェクトの進め方と注意点

最後に、施策の進め方や実際に進める際の注意点などにも触れておきましょう。例えば、周年記念にふさわしい立派な“記念誌”を制作しようとなった場合、1~2人の広報担当者だけで実現させることはそう簡単なことではありません。

そこでこのような場合、1つの手法として考えられるのが「社内プロジェクト」を発足させるやり方。つまり、各部署から社内プロジェクトに参加する担当者を選出してもらい、全社的な取り組みとして進めようというわけです。これにより、広報担当者の負担は軽減されることでしょう。ただし、各部署の担当者が集まる社内プロジェクトならでの注意点もあるので、そのマネジメントを疎かにしてはいけません。

例えば、各部署の現場からの協力も不可欠となるため、事前のスケジュール調整と作業内容の明確化が求められます。また業務外の作業が増えるため、人件費の許容範囲や負荷分散などについても、事前に関係部署と十分に議論しておく必要があります。そのほか、工程管理とリスクマネジメントをきちんと整備し、全体のクオリティコントロールを徹底することも重要です。これは例えば「各部署の担当者を2名にすることで、遅延リスクに対応する」などの対策が考えられるでしょう。

このように、周年記念事業を成功させるためには周囲の協力が欠かせません。その意味では、当たり前かもしれませんが自分だけで悩むよりも具体的なディスカッションを社内全体で進めることが、成功の近道となるでしょう。

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近藤寿成

ダイヤモンド・グラフィック社 エディター/ライター

編集プロダクションで技術系WebサイトやPC雑誌での記事執筆、企業の導入事例作成などを経験し、2024年に入社。幅広い領域での取材、執筆を担うほか、会社案内や社内報といった社内コンテンツの制作なども手掛ける。日本大学理工学部卒。

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